みやけばなし

高円寺でギター弾いてるやつの日記

ヒョーヒューウィキ(2017年9月1日)

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 消臭剤というものが解せない。うちはトイレにも台所にも消臭剤がない。

 ニオイがするというのは要するに汚れているからで、汚れがあるというのは身体にはよくないし、それがわかるように鼻がついている、だから臭う。それなのに、消臭剤を置いたらどのくらい汚れているのかがわからなくなるじゃないか。しかも消臭剤を置いてもニオイの元がそこにあるのは変わらないから、結局のところ身体には悪い状態が継続する。もともと臭いのにさらに香り付きだったりすると最悪だ。

 くどくど書いたが、何が言いたいかというと、トイレはちゃんと掃除をして換気すれば消臭剤なんか置かなくたって臭わない(台所は生ごみがあるので臭わないというわけにはいかないが)。トイレで立って小便をするとはねて壁や床が臭くなるので、座ってすることを薦める。あと流すとき蓋を閉めること。これだけでぜんぜん違う。

 だいたい元はといえば汚れがあることが問題なのに、汚れから副次的に発生しているに過ぎないニオイだけを標的にしていることがおかしい。借金の元本を返さずに利息だけ払い続けているようなものじゃないか。

 私に言わせれば消臭剤が必要になるシーンというのは一つしかなくて、それは臭い人が近くにるときだ。臭くなるのは人の勝手なので、人を掃除するわけにはいかない。しかし、ニオイはあくまでも汚れの副産物なので、消臭剤で嗅がないで済むようにすることはこちらの自由だと考えられる。そして、なるべく相手の失礼にならないようにするには自分の口元に、相手に見えないように布か何かにくるんでスーハーするのがベストな使い方と想定され、そういうとき人はマスクをするものなのだ。