みやけばなし

思ったこととか何かいろいろ

ギターとは筋トレと見つけたり(2024年5月3日)

ミュート(不要な弦を指で触って鳴らないようにする)を意識しだしてから、ギターがまた滑らかに弾けなくなってしまった。上手くなる過程で一時的に下手になるのは仕方ないとわかっている。わかっていてもなかなかしんどいので、練習時間の半分は「音がちゃんと鳴ってなくてもいいから曲として気持ち良く弾く」、残り半分は「途切れ途切れでもそれぞれのコードが鳴っていることを意識しながら弾く」という風にしている。そうしないとギター自体が嫌になってしまう。

 

最初からミュートも意識して練習を始めれば良かったというのが正論だが、自分の場合それはできなかった。かつて学生時代、最初から全ての音が鳴ってかつ不要な弦もミュートするという前提で曲が滑らかに弾けるレベルを目指そうとして、結果一向に曲として弾けるようにならず、何度も投げ出してしまったからだ。とにかく早く「曲っぽく弾けて弾き語りの快感を味わうこと」を目指して練習し、それでも一年近くかかった。ミュートができるようになったら、今度こそ「ギターが弾けます」と胸を張って人に言える…と思う。

 

youtu.be

 

このショートを見て、上手くなるための練習が大変で気持ち良くないのは自分だけじゃないとわかってホッとした。

 

(『宝石の国』3巻/市川春子)



 

これは筋トレにも通じる概念だと思う。できないことをやらなければ、できないことをできるようにはならない。今できることだけやっていてもダメで、今できることから一歩進んだところに挑戦しないと新しいことはできるようにならない。できないうちは面白くないが、できないことを何度もやるうちにいつの間にかできるようになる瞬間があって、そのときの驚きや喜びや感動は他には代えられないものがある。そういう瞬間を味わいたくて、今の自分は生きている気がする。