ブログを再開しようと思った理由は、何ということではありません。他にできることが思いつかないからです。
昨年は元首相が暗殺されたり、すぐ北の国で戦争が始まったり、個人的にも緑内障が見つかったり、コロナにかかったり、転職したり、いろいろ激動の一年でした。本当にあっという間でした。そのくせ今も新しい転職先の人とどう接したらいいのかわからず戸惑い、昨年始めた株式投資は開始早々１万円分値下がりし、実家の親は犬を飼い始めたらしく明日の午前中はドッグランに行くから午後に来いと言われる始末です。このままでは今年もろくな年になる気配がありません。こんなことではいけないと思っています。
思えば私は、昨年一年間ろくに何の創作物も出さず１年を過ごしてしまいました。自分用の日記のような文章は転職活動中ポツポツ書いていたのですが、そうではなく人に見せられるような形で吐き出したい。それは本当は文章でなくとも、音楽でも絵でも漫画でも何でも良いと思うのですが、結局文章が一番いいのかなと最近ようやく思えるようになりました。
文章は万能ではありません。今は長い文章は読まれない時代だし、絵や漫画のようにぱっと目を引くインパクトもないし、音楽や歌のように人前でパフォーマンスできるような派手さもありません。ただ、人間自分の中に渦巻いている感情を「流す」方向をうまく調整しないと、精神を病んだり人につらく当たったり、悪い方法で吐き出してしまうことになります。そして一度その流れができてしまうと、川の水が地形を削って決まった形に治まるように、次回以降も同じように悪い方向に流れる「クセ」がつきがちです。そうなりそうになったとき、私にとって一番負担が少ない対処法は文章を書くことで、だったらその水は文章にまとめて流した方がいいんじゃないかと思ったということです。
何を書くかは全くの未定ですが、自己血輸血のような書き置きにできるようにしたいと思っています。基本的には自分で読み返すために書いて、あわよくば誰かが読んだとき何か思うところがあったらいいなという、それくらいの気軽な気持ちで書いていきたいと思っています。
２０２３年もよろしくお願いいたします。
三宅
