最終日は少し遅く起きて、鹿児島からバイク引き渡し先の鳥栖(佐賀県)まで一日で戻った。2年前だったら無理だと思っただろうが、去年北海道を経ているので全く不安はなかったし実際楽勝だった。
熊本IC降りたすぐ近くのあづまラーメン。熊本ラーメンは細麺に加えて細切りのキクラゲと黒い油脂が浮いているのが特徴らしい。油の香りが良い。
バイクの引き渡し時間まで余裕があるしせっかく佐賀にいるんだしということで吉野ケ里遺跡へ。
遺跡というのは建物の基礎くらいしかないものというイメージだったが、当時の建物が再現されているだけでなく、まるで今使われているかのように棚や物が置いてあったりして異世界のようだった。
暑い中来て良かった。
祭殿。先代の人々から神託を受け取り、それを元に政治を行っている様子。
甕棺墓列。土を掘って甕を置き、その中に遺体を入れて土をかける。
全く根拠はないが、どんぐりのような形をしているのでどんぐりの中に遺体を埋めてまた命として復活してねというような意味があったりして…と思った。
ちょっとカプセルホテルにも似ている。
出発地点の鳥栖に戻ってきた。
疲れてくたくただったため、空港で最低限のお土産を買った後はビジネスホテルで爆睡し、次の日の朝の飛行機で東京へ帰った。
【総括】
・北海道に比べたらずっと楽に感じた。一日目以外は雨にも降られなかったし、動物も1回カラスが飛び出してきたくらいで危なげなく走りきることができた。
・バイク運転中は虫がぶつかってくるので夏でも長袖で正解だった。渋滞のときだけは暑かったが、九州の暑さはしつこさがないので走ってさえいれば長袖でも涼しくいられるっぽい。
・手袋と長袖の隙間が空いていたために手首だけぐるっと日焼けした。
・九州の食べ物は全体的にパンチが強くガツンと来るものが多いので芋焼酎に合う。
・帰り際空港の待ち時間で、自分用のお土産に甘い醤油を買った。帰ってきてから寿司や卵かけご飯などいろいろかけているが、今のところ合わないと感じたものがないのでF氏が言うように本当に「何にでも合う」万能調味料なのかもしれない。
・北に行って南に行ったので次は東かなと思ったら、本土最東端は納沙布岬でまた北海道だし、最西端は神崎鼻(長崎)でまた九州だった。私はなぜ犬吠埼が本土最東端だと思い込んでいたのか?今回四端のうちの1つにせっかく到達したので、いずれも生きているうちに行けたらいいなと思う。
(終)