みやけばなし

高円寺でギター弾いてるやつの日記

フードキャプチャー(2020年8月9日)

道に食べ物が落ちているのに遭遇することが多い。食べられる状態の綺麗な食べ物が道に落ちていたり置いてあるところに出くわす頻度が人より多いと思う。少なくとも二ヶ月に一度は落ちている。

このことは口頭で説明しても理解されないことが多い。出勤途中に塀の上にトマトが置いてあったので写真を撮って職場の同僚に見せたのたが「三宅さんがそこに置いて写真撮ったんでしょ」と言われてしまった。

一方で、道に食べ物が落ちていることについて人に説明している矢先に、歩道の真ん中にビスコ発酵バター味が落ちていたこともあり、このときはどういうことかすぐにわかってもらえた。

「生活範囲がたまたま食べ物が落ちていやすい地域なのではないか」とも言われていたのだが、大阪遠征中に自販機のボタンを押したところ大量のスポドリが雪崩れ落ちてきたことから、場所は関係ないことについて友人のお墨付きを得ている。

落ちているものは野菜や果物が多いのだが、すごい時は串揚げのセットが1パック丸々落ちていたり、タバコが一本も欠けずに箱のまま落ちていたりもする。

おそらく私が道をきょろきょろしながら歩いているから気が付きやすいだけで、本当はどこにでも綺麗な食べ物は落ちていて、それにみんな気がつかないだけなのではないかと思う。小学生の頃、通学路の雑草から葉っぱをむしったら、次の日になってもその部分の葉っぱがなくて怖くなった思い出がある。しかしそれも、雑草をいちいち見ている人でないと気がつかないだろう(流石に今は雑草同士の区別ができるほど丹念に道を見ているわけではない)。

あとは葬式の時と同じで景色の中から何か有用なものを見つけようとするからそうなるのかもしれない。歩きスマホをしまくれば見つけなくなるのかもしれないが、私は歩きスマホには苦い思い出がある(過去記事参照)のであまりしたくない。せめて同じような人がいれば、教えてくれたら楽しいのになぁと思う。