みやけばなし

高円寺でギター弾いてるやつの日記

口の置きどころ(2023年9月10日)

夏の暑さが執拗に続く中で、マスクを外す人が徐々に増えていった。今や電車や街中でもマスクをしていない人の方が多い。一斉にマスクを外すことでまたコロナがぶり返しつつあるということは置いておいて、徐々にマスクを外し始めたことで個人的に困っていることがある。人前で無表情でいるとき、口をどういうふうにしていたかが思い出せないのだ。

確か上下の歯を噛み締めず少し間を開け、口角を少し上げて「(・ω・)」みたいな感じにしていたと思う。過去の証明写真や自撮りの写真でもそうなっている。しかし、これは写真を撮るから一時的にこういう口をしていたのかもしれない。
私の顔は頬の筋肉を全く脱力してしまうと、何だかつまらなそうな怖そうな顔になってしまう。なのでちょっと口角を上げ気味で固定…していたと思うのだが、その上げ具合がわからない。下手をすると意味もなくずっと笑っている「( ^ν^)」みたいな状態になりかねない。それでも支障はないし実際そういう人もいるが、自分がそうなるのは嫌なのだ。

それと元々感情が顔に出やすいので、マスクをいきなり外すと今までマスクの中でやっていた🤪とか🥶とかが漏れたとき困るというのもある。こちらの方が深刻かもしれない。口の中でベロを回してほうれい線をなくす運動とかもなかなかできなくなる。マスクは私にとっていろいろ便利な点が多い。

なので、「マスクをしてはいけません」とか「マスクをしている奴は神経質な奴」という世相にはどうか傾かないでほしいと思う。少なくとも仕事場ではまだしばらくマスクを続けたい。そもそもリモートワークが確立した世の中で、どうして仕事で生身の顔を晒さなければならないのか?仕事相手の顔を認識することってそんなに大事なのか。人の顔と名前を覚えられないので「人の頭の上に名前と所属が表示されるVRメガネ」が欲しいと妄想しているが、将来的にはメタバースとかVTuberとかで仕事してもいい社会になると良いなと期待している。