みやけばなし

高円寺でギター弾いてるやつの日記

秋の図鑑(2023年10月1日)

毎年私の誕生日(9月26日)が近づくにつれ、東京は徐々に過ごしやすくなり、誕生日過ぎてからは暑いと感じる日もなくなって完全に秋になる…というのが例年のことだった。

しかし今年は誕生日を過ぎても暑い。このままでは秋を感じることなく冬が始まってしまうのではないか。そう懸念したため、「これは秋だな」と思うものを意図的に記録しておくことにした。

 

・日光は熱いが冷たい空気

 秋は風から始まる。日光はまだ夏のままで肌に当たると痛いのだが、流れてくる空気がまずは優しくなる。

 

・虫の声

 蝉に代わって鈴虫やこおろぎの声がし始める。他にもいろいろな声がするのだが、どれがなんという虫なのかはよくわからない。

 

・街路樹

 まだほぼ緑だがよく見ると先の葉がものすごくうっすら紅葉している。ヤマボウシの実が落ちている。食べられると読んだので洗って食べてみたところ、中身は鮮やかなオレンジ色で甘味が控えめな桑の実のような味で思いの外美味しかった。

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・あかまんま

草むらの中にイヌタデ(あかまんま)が見られるようになる。

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彼岸花(曼珠沙華)

コスモスは夏でもあるところにはあるのだが、彼岸花は本当に秋にならないと見ない。民家や草むらに生えてあっという間に溶けるように枯れる。

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・シャワーの温度

 うちのシャワーは外気温に影響されやすく、夏になると最低温度の37℃に設定してもすごく熱いので水のハンドルも同時に捻って調整している。

それが、調整しなくても丁度良い湯が出てくるようになる。

 

・蚊に刺される

 実は蚊は暑過ぎると活動が鈍るらしく、今年の夏は35度超えの日ばかりだったのでほとんど蚊を見ることがなかった。九月も半ばになってから蚊に刺されるようになった。蚊は夏の季語というのも変わってしまいそうだ。

 

 

 特に意識していなくても、

・スーパーで秋の食べ物(梨、栗、きのこセット等)が並ぶようになる

月見バーガーの宣伝が出る

・芋や栗のスイーツが激推しされ始める

など、秋を感じさせてくるものはいろいろある。

しかし「秋っぽいものを探す」という視点で生活すると「これは秋だろうか(夏からあっただろうか)」と確認するという工程が生まれてなかなか面白かった。

 例えば同じ草むらの花でも↓マルバルコウソウは7月〜11月らしい。前からあったかなぁ?

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 草が夏か秋かといえば、幼稚園の頃、季節に合わせて「はるのずかん」「なつのずかん」「あきのずかん」「ふゆのずかん」という手のひらサイズの写真集のような資料集のような本をもらっていて、それを見るのがすごく好きだったのを思い出した。はるのずかんは春の草花・果物と野菜、虫、行事、なつのずかんにはまた夏の草花・果物と野菜、虫、行事…と、どの季節にどんなものが属しているかがよくわかり、特にいろいろな種類のみかんやらりんごやらが並んでいるページが好きだった。今もあるのだろうか?