みやけばなし

高円寺でギター弾いてるやつの日記

文末覇者伝説(2023年10月9日)

敬語のチャットのやり取りで、文末に何も付けないと冷たい印象になりすぎる気がする。気がするだけかもしれない。
LINEで知り合いとタメ口でやり取りするときは特に気にしないが、会社のTeamsとかがわからない。LINEの「わかった」は自然なのに、Teamsで「わかりました」と打つのは何か抵抗がある。文末に何かが欲しい。敬語でやり取りする際に文末に何もないと途端に怖い感じがしてきてしまう気がする。
しかも悩ましいことに、会社はさまざまな世代や親しさ度合いの人が混在しているので、文末の処理の仕方が人によって全然違うのだ。相手に合わせようにも、複数名が居合わせるチャットとなるとややこしいことになる。

「わかりました‼️」や「わかりました😅」
はおじさんとか言われてるから避けるとして、

「わかりました!」や「わかりました👍」
もやる気がある感は出せるものの連続で使うと今度は徐々に意識高い系感が出てしまう気がする。

「わかりました。」が無難かなと思うが、「。」ばかりだと人間味がなさすぎるような気もする。

「わかりましたー」は少し印象が柔らかくなるが、ちょっとアホっぽい感じが出てしまうため目上の人に対して使うのは憚られる。

全て完全に個人の感想だが、誰に対してもこれを使いたいという万能な語尾の処理がないのだ。

結局現状としては基本「!」と「。」を半々くらいずつ使い、少し砕けた関係の人に対しては語尾を「ー」で伸ばしたり何も付けなかったり文中に出てきたモノの絵文字を使ったりをぐちゃぐちゃ混在させるという、統一感のない感じになっている。とにかく文末から余計な意思を感じ取ってほしくないからだ。

こう言った文章の不文律というのは、自分をどう見せたいかという観点から見ればファッションの一種とも捉えられる。そしてファッションは、昔流行ったものが再評価されてまた流行り出したりする。
一般人がネットで文章のやり取りをするようになってまだそんなに時間が経ったわけではないから循環するまでには至っていないだけで、今流行っているものが時間が経つにつれ「ダサい」「古い」と言われるようになったり、昔流行っていた書き方がまた再燃したりするものなのではないか。

いつかはまた同じ語尾が巡ってきて、
四半世紀後に新入社員から
「よろしくお願いします:-)」
とかが送られてきて心臓が跳ね上がる体験をすることになるのだろう。