みやけばなし

高円寺でギター弾いてるやつの日記

飲むのに安全でも危険でもない牛乳(2023年2月12日)

 毎朝プロテインを飲むのに300mlずつ牛乳を飲む。

 1000ml入りの牛乳だと飲むのに4日かかる計算になるが、たまにスーパーで仕事帰りに買い物していると、賞味期限が2日後の高めの牛乳が値引きされて売っていることがあり、買うかかなり迷う。

 例えば今日が2月12日で賞味期限が14日の牛乳を買うと、13日・14日と飲んで3日目の15日には頑張って400ml飲むとしても賞味期限が1日過ぎてしまう。経験上、牛乳の賞味期限は1日までなら切れていても何ともないが、2日過ぎたのを朝飲むとほんのりお腹が痛く、3日過ぎて飲むと完全に下痢をする。

 

 これは個人の体験なので、体質によってもっと早くあたる人もいれば、3日過ぎても全然平気という人もいるかもしれない。概して「賞味期限が〇日過ぎている△△は食べても大丈夫か?」という問題は、答えるのがとても難しい。季節や開封してから何日経ったか、牛乳の成分によっても変わってくる。そもそも何をもって「大丈夫」なのかにもよる。「全くお腹に異変が生じない」を0として、「救急車で運ばれる」を10とすると、「ほんのりお腹が痛くなる」2くらいや、「家に1日居続けて腹痛と戦いながら何度もトイレを往復する」8くらいまで幅がある。なので、先ほど書いた牛乳についての実体験を元に「牛乳は2日までなら賞味期限が切れてても大丈夫なんだな」などと判断するのは危険である。実際、私も2日目の牛乳で下痢をしたこともある。体調にもよるのかもしれない。

 

 親は子供にお腹を壊して欲しくないので(また企業は客に訴訟を起こしてほしくないので)、賞味期限についてはちょっと厳しめの指標を示すことが多い。昨日作った肉じゃがを「ちょっとでもおかしかったら捨てなさい」と言ったり、まだ数時間賞味期限があるおにぎりを廃棄に回したりする。なので、本当のところの「消費期限」というのが自分にとっていつなのかということは、身をもって調べる必要がある。似たようなことは酒についても言える。一度酒でつぶれてみる経験をしなければ、自分が最大どのくらい飲めるのかはわからない。誰にもわからない答えを、自分のためだけに自分で出す行為は面白い。

 

 思い返すと、人間関係でも同じようなことがたくさんあったなあと思う。長く付き合っていた人が少しずつ変わっていって、だんだん反りが合わなくなり、ケンカが多発して、結局別れることになる。人間関係の場合、さらに相手から見てもまた違った答えが出る可能性があるので、より複雑だ。どのくらいの時期までが「大丈夫」で、どこからが「もう駄目」だったのか。水分が多いものは腐るのが早いというが、人間関係もドライなくらいな方が腐らず長く付き合えるのかもしれない。